【八卦③】八卦の形-その1-
こんにちは、とっとです。
さて先日よりお話しております八卦について、
いよいよ具体的な卦の説明を
していこうと思います。
前回、卦は8種類あるといいましたが、
ナニが8種類あるのか。
これはそれぞれ、自然の造形を表しています。
五行易は陰と陽、そしてそのバランスによって
世の中の自然の基本的形態が作られている
と考えられます。
その代表的な8つのモノを「八卦」で表しています。
まずひとつめは「乾(けん)」。
これは天を表しており、この意味のことを正象といいます。
天以外にいろんな正象があるのですが、
それらについてはここで触れません。
ご興味のある方は
とりあえず今は
「天」という意味であることをしっかり覚えましょう!
そしてここで基本的なことを。
卦は2種類のバーで形作られていますね。
切れ目のない漢数字の一に似た『-』のバーは
「陽」を表しています。
そして反対に切れ目のある『- -』のバーは
「陰」を表しています。
つまり乾の卦は
非常に強い陽を表していることになります。
このように八卦は
陽と陰のバランスで表されています。
乾が強い陽を表す卦なら、
反対に陰が強い卦もあります。
これはまた後程・・・
五行易はひたすらなんにでも五行がついている
というのはご説明した通りで、
乾の五行は「金」になります。
続いては
沢を表す「兌(だ)」の卦です。
横一本のバーが地面で、
小さなくぼみがあって(一番上)、
そこには水が溜まります。
沢というのは池なども表しますので、
この卦は想像しやすいですね。
五行は「金」になります。
続いて3本のバーの真ん中が切れた形が、
火を表す「離(り)」といいます。
後から出てくる水の卦があるのですが、
これとセットで覚えると覚えやすいですね。
なぜなら火と水は相反するもの、
ちょうど八卦も反対の形になるからです。
五行易の分類はそのまま「火」を表します。
さて続いて続いて・・・
雷を表す「震(しん)」です。
形で覚えるほうが覚えやすいですね。
空からぴかっと稲光が
地面に向かって走っているように見えませんか?
震の五行は「木」です。
ということで、
本日は八卦の半分、4つまでご紹介しました。
象形文字みたいで
案外覚えやすくないですか?
この辺は簡単なので
さっさっさーっと覚えるといいと思います。
では次回は後半4つをご紹介しまーす。