【十干②】十干+十二支の組み合わせはすべてはない
こんにちは。お久しぶりのとっとです。
いやぁー、更新が開きましたね(笑)
自分の勉強に一生懸命で、ブログがご無沙汰にしてしまいました。
スミマセン。
さて、本日の話は十干(じっかん)の補足説明です。
これは後に出てくる空亡の話に繋がるのでちょっと大事。
みなさん、毎日カレンダーを見ますよね。
すっかりエレクトリックなモノに囲まれた現在では、
西暦中心で、和歴は元号で年を数えるくらいですよね。
(というか、ここまであらゆるものがアラビア数字の世界なら、
今更元号いらなくない?と思うのは私だけですかね)
そしてそれとは別に中国の暦(旧暦)があります。
つまり私たちはメインに西暦と和歴を使いますが、
それと別に旧暦というものがあるのを知っています。
それぞれの違いは何を最初とするかで違うのですが、
ご存じのように始まりは1月1日で、
西暦は紀元を最初の年として考えられた暦で、
和歴は元号の最初の年を最初として作られた暦ですね。
そこで異彩を放つのが旧暦です。
まず一年の始まりが1月1日ではありません。
旧暦の正月は、日本の節分、2月4日です。
また年は60年にいっぺん巡ってくるものとしてしか
認識できません。
たとえば今日は2018年1月27日ですが、
これを旧暦にすると、
丁酉年 癸丑月 己未日
となります。
見ていただいてわかる通り、
年も月も日も十干+十二支の形になります。
さー、ここまでついてきてますか?!
こっからですよー、本題!(前置き長い)
で、中国占術なんですから旧暦を使うわけです。
旧暦は節月暦ともいい、節句で区切られ、十二支で表します。
例えばよく聞く端午の節句というのは、
旧暦の6月、
つまり今のカレンダーでいうところの5月な訳です。
ここを使うと簡単にわかります。
月日を表すのに十二支+
十干を絡ませているのですが、
実は特別な組み合わせが巡っていて、
すべての組み合わせがあるわけではないのです。
頭に「???」がいっぱい浮かぶと思いますが、
トーナメント表を思い浮かべるとわかりやすいです。
トーナメント表は必ず「総当たり」になります。
トーナメント表の縦軸に十干、横軸に十二支を並べると
すべて当たることになるのですが、
旧暦はそうならないのです。
ではどうなるか?
まず十干は
「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」(10種)
の順に並べ、
次に十二支
「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」(12種)
の順に並べていくので、
最後の「戌亥」になると十干が足りなくなります。
足りなくなったら、
また十干を「甲乙丙・・・」と順に当てていきます。
すると十二支を5周すると
またはじまりが
十干の「甲」から、十二支が「子」
ではじまります。
お気づきになりましたか?
これを図にするとこうなります。
わかりやすく色を塗りましたが、
これを年と考えると60年の内に子年は5回しかありません。
そして十干にどうしても当たらないものが5個、
子年の場合、乙・丁・己・辛・癸が出てくるのです。
これはもう少しお勉強してくるとわかるのですが、
子は陽の干支なのですが、
子に当たる十干もすべて陽の十干なのです。
つまり陽の干支には陽の十干しか当たらないのです。
反対に丑は陰の干支なので、
当たる十干も乙・丁・己・辛・癸の陰の十干なのです。
これを初めて自分で表を作ったときには感動しました(涙。
さてさて、ではこれが空亡(くうぼう)にどう関わってくるのかというと、
これ覚えていると簡単に空亡が出せるんですよねー。
ちょっと長くなったし、
空亡がなんなのかって話からしないとですので、
今回はこの辺りで。
では次回(いつになるのやら?!)、お楽しみに!