【十干①】成績表に甲・乙・丙
こんばんは、とっとです。
日に日に寒い日が増えてきますね。
私は今から10月くらいが一番好きです。
この時期の夜、空を見ると空気が冴えて星が綺麗ですよー。
さて、本日は十干というもののお話。
これってどんくらい五行易に関係あるかというと、
月日で使われることと、
空亡を出すためと、
六獣を出して・・・結構あるw(自問自答)
覚える苦労の割に、
主役感がない気がするのは私だけでしょう(笑)
ということで、
みなさまは「甲乙丙」ってみたことありますか?
読みは「こう・おつ・へい」と読みます。
タイトルの通り、
昔の通知表はこれで評価されていました。
(戦後前後くらい?私はリアルタイムではありませんYO!)
ちょーっとくらいは聞いたことあるかな?
一番十干が身近なのは、年末年始の年賀状かな。
今年は酉(とり)の干支で、
12年で一回りというのは聞いたことありますよね。
昔の人はこれをさらにバージョンアップして、
60年の間で時期を特定できるように
12の干支に10個の種類を充てていきました。
12干支×10個なら120じゃないの?
という突っ込みをされる方は、
小学校の算数に戻りましょう!
12と10の最小公倍数が60なのです(えっへん)。
その10種類が
甲(こう・きのえ)※覚え方:甲木(こうぼく)
乙(おつ・きのと)※覚え方:乙木(おつぼく)
丙(へい・ひのえ)※覚え方:丙火(へいか)
丁(てい・ひのと)※覚え方:丁火(ていか)
戊(ぼ・つちのえ)※覚え方:戊土(ぼど)
己(き・つちのと)※覚え方:己土(きど)
庚(こう・かのえ)※覚え方:庚金(こうきん)
辛(しん・かのと)※覚え方:辛金(しんきん)
壬(じん・みずのえ)※覚え方:壬水(じんすい)
癸(き・みずのと)※覚え方:癸水(きすい)
そしてこれを見てぴーんと来た人もいると思いますが、
この10個にもちゃーんと五行がついています。
それぞれに覚え方を付けていますが、
そこについた五行がその五行となります。
甲乙→木
丙丁→火
戊己→土
庚辛→金
壬癸→水
ここまで来たらちょっと歴史を思い出してみる。
日本史で「戊申戦争」ってありましたよね。
アレってつまり、
戊申年(1868年)に起こった戦争だから
「戊辰戦争」なのです。
ちょっと豆知識でした。
ちなみに今年は丁酉(ひのととり)年。
この十個のことを十干(じっかん)といい、
年と同じように月にも日にもついています。
例えば今日2017年9月22日を十干と十二支で表すと
丁酉(ひのととり)年 己酉(つちのととり)月 壬子(みすのえね)日
となります。
ちなみに
前回までに説明した十二支を「地支(ちし)」といい、
それに対して十干を「天干(てんかん)」ともいいます。
つまり地上の時間や方位を十二支で表し、
それに対してこの十干は宇宙を表しています。
(なので「天」なのです)
このあたりの詳しい説明にご興味のある方は、
ぜひ中国の思想の本(五行思想とか)をお読みください。
ということで、本日は
「十干ってのがあるよー」、
「これにも五行があるんだよー」
ということが理解できれば大丈夫です。
ではまた!