とっとの五行易(断易)やってみよう!

日本では今一つマイナーですが、驚異の的中率である五行易(断易・鬼谷易)をやっているとっとのブログです。

みなさんは五行易という占いをご存じですか?
易といえば日本では周易がよく知られていますが、五行易はあまり認知されていません。
しかしその占いを知ったらびっくらこくよ!
そんな五行易に惚れまくった私、とっとが五行易をご紹介するブログです。

【地支③】五行易の恋人とライバル -合と冲-

こんにちは、とっとです。

 

すっかり春ですねー。

春と秋は花粉がない分、秋が好きなのですが、

やはり春は春の浮かれ気分な感じがいいですねー。

 

ぼちぼち花見シーズンですね。

 

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 さて今日は十二支の関係性、「合」と「冲」についてです。

 

前回まで「生」と「剋」については説明しましたよね。

ご説明の通り、

「生」と「剋」は五行の関係で、

ある五行はどれかの五行に強く、

同時に別の五行に弱いという関係でした。

 

本日説明する「相合」と「相冲」は

その地支バージョンの関係性になります。

生剋は5つでしたが、合冲は12になりますので

がんばって覚えてくださいね(笑)。

 

 まず復習ですが、

「生」はある五行が別の五行にパワーを与える関係、ですね。

「剋」はある五行が別の五行にパワーダウンさせられる関係。

 

この「生」と「剋」の関係というのは誰が見ても

生の関係はよくって、

剋の関係はよくないことがわかる関係です。

 

それに対して、「合」と「冲」はちょっと分かりにくい関係です。

人間関係に例えると、

生剋は人間の本能に近い感情(愛憎とか)だとすると、

合冲はより高度な感情表現だと私は思っています。

 

もうちょっと噛み砕いて説明をば。

まず合は分かりやすく言うと、離れられない関係です。

五行易では「生剋を忘れて合する」という表現があります。

本来の役割を忘れて、くっついちゃうって感じですね。 

 

本来パワーを与えてくれる人は自分にとってメリットがあり、

パワーを削ぐ人はデメリットとなる訳じゃないですか?

でもそういった損得抜きに離れられないのです。

怖い(笑)。

 

反対に冲は一触即発、

顔を合わせればなんらかの刺激を与える関係です。

よくいるじゃないですか?

顔を合わせると、予期せぬ何かが起こる相手・・・(笑)

 

ただここでちょっと気をつけないといけないことがあります。

生と剋は誰が見てもいい・悪いの判断がつくのですが、

(厳密にはその用神にとって、ということですが)

合と冲は単純にいい・悪いと言えない関係なのです。

 

私がより高度な感情表現という由来なのですが、

たとえばべったり寄り添った恋人との関係、

いいことばかりですか?

彼氏が仕事に行こうとするのに、

彼女が「離れたくない!行かないで!」

というのは困り者ですよね。

しかしその彼女がいることで

自分が強くなれるのも確かなことです。

 

反対に顔を合わせればいつも言い合いばかりするアイツ。

しかしその人がいることで自分が奮起できるのも

ライバルの存在意義ですよね。

これが冲の関係です。

 

つまり合冲自体にいい・悪いの観念はなく、

良し悪しを決定するのはその状況次第ということです。

 

この生剋と合冲、なれないうちはおそらく混乱すると思います。

私がそうでしたから(笑)。

しっかり頭の中で切り分けて覚えましょう!

 

では具体的なそれぞれの合冲は・・・

子-合:丑、冲:午(子と丑が相合、子と午が相冲ということ)

丑-合:子、冲:未

寅-合:亥、冲:申

卯-合:戌、冲:酉

辰-合:酉、冲:戌

巳-合:申、冲:亥

午-合:未、冲:子

未-合:午、冲:丑

申-合:巳、冲:寅

酉-合:辰、冲:卯

戌-合:卯、冲:辰

亥-合:寅、冲:巳

 

これを文字で覚えるのは結構大変なので、

最初は図で覚えるといいと思います。

(将来的には何も見ずにすぐに言えるくらいになるのが

望ましいです)

 

以下、関係を表した図となります。

 

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冲はすぐにわかりますよね。

地支を円形に並べて、反対側にあるのが冲です。

ちょっと分かり辛いのは合の関係の方ですかね。

お隣から順に充てていく感じ。

(この図を見ると披露宴の席順をなぜか連想してしまいます。

案外、真理を突いてるのかしら?)

 

てな感じが相合・相冲関係となります。

このあたりはそのまま覚えるしかありませんので、

根性です!

 

次回は軽く実践編、

生剋合冲をいずれかの六十四卦で説明してみましょうね!

 

ではまた次回~♪

毎日占おう! -五行易のスキルを上達させるためには-

こんにちは、とっとです。

 

空が黄色い毎日、いかがおすごしでしょうか。

 

青い空、かんばーーーーーっく!

 

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さて、

一応、前回までで出た結果を五行易で判断するための

『下準備』(装卦)ができるようになったはずです。

 ここまで覚えるのが大変なんですよね(汗。

 

しかーし、ここからのルールを覚える量がまた半端ないです(笑)

 

これはコツというか、

覚えていく上で心がけたほうがいいことなのですが、

とにかく五行易は覚えることが多い占いです。

今までお話してきた装卦や納甲表は基本の基本、

今から基本のルール、

そしてその上に応用や例外が積み重なり、

さらには自分で切り開いていく世界になっていきます。

 

なのでとにかくたくさんの五行易の情報に

毎日触れるようにしてください。

つまり自分の興味のある分野(恋愛とか金運とかなんでも可)で、

毎日、実際に占っていくのが一番の早道だと思います。

 

今までもいくらかお話してきましたが、

五行易ではとにかくなんでも占えます。

私はタロット占いもするのですが、

同じようにタロットも確かになんでも占えます。

 

しかし決定的に違うのは、

タロットは言葉のニュアンスは微妙に違っても、

出た結果は恋でも仕事でも金運でも

同じような解釈(吉凶)になります。

 

しかし五行易は同じ結果が出ても

恋と仕事と金運では吉凶が真逆だったりします。

つまり同じ結果でも、

恋と仕事と金運、それぞれで覚えないといけないことが

あるということです。

 

経験を重ねることで自然と覚えられるということが最大の目標ですが、

占いは経験に培った『さじ加減』がとても大事になります。

そのためにも毎日五行易に触れること=占うことが大事です。

 

『でも、覚えている途中のルールだけで吉凶って判断つくの?』

 

コレ、誰もが行き着く疑問だと思うのですが、

私もそう思っていました。

しかし私の経験から言うと、問題ないです。

もっと言うと、

覚え間違ったルールで判断しても『正』だったりします。

 

これは不思議な話で、

いろんな諸先輩方もおっしゃっているのですが、

そのレベルで判断したこと、

間違って出した鑑定、

それがそのとき、なぜか正しいことが多いんです。

なぜか。

 

これは運命論になるのかもしれませんが、

『その日、その時、その人がその占い師に出会ったことは運命で、

そのときに間違っていたり、稚拙な技術の上の鑑定であっても、

その鑑定には意味がある』

と私は思っています。

 

その占い師から出た結果は

占われる方に必ず意味があります。

(ただ両者の出会いに運命があったとしても、

占い師は依頼人の気を背負い込まないようにする必要があります。

これはまた別の機会に)

 

だからといっていつまでも稚拙な知識のままではNG、

今のベストを尽くし、邁進することで

易の神様からよいヒラメキがいただけるものだと思うからです。

 

このあたりは修行を積んでいく内に

わかっていくことだと思います。

 

がんばって易の神様に愛されるような易者を

目指したいものです。

【卦の出し方⑥】アナタを感情的にさせる愉快な仲間たち -六獣-

こんにちは、とっとです。

 

すっかり春ですねー。

そして鼻がむずむずするんですよねー(涙。

 

この数年で気づいたことなのですが、

私も毎年この時期、花粉が酷いときにだけ

鼻が反応しているものだと思い込んでいたのが、

実はどーも人とは違うタイミングで

ぶしゅぶしゅ言ってるのです。

 

それで気づいたのが、

おそらくPM2.5に反応しているようなんですよね。

 

誰か中国の排煙をどうにかしてください・・・

 

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さて先日よりいろいろお話しております装卦、

とうとう今日を持って無事装卦完了です!

 

今日の六獣を覚えれば、

とりあえず卦を建てて、それを記録し、

五行易を知ってる人がそれをみれば、

共通の認識を持って理解できることになります。

 

やったー。

 

では早速、先日から何回も擦っている画像から。

今日お話するのは、

下の図の青く囲ってある部分のお話になります。

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読んで字のごとく、

6種類の神獣を各爻に充てていきます。

六獣とは、

青龍(せいりゅう)

朱雀(すざく

勾陳(こうちん)

螣蛇(とうじゃ)

白虎(びゃっこ)

玄武(げんぶ)

のことです。

 

これらのいくつはよくゲームや漫画などに使われることもあり、

聞いたことがある人も多いかもしれません。

またお相撲や神仏に詳しい方ももちろんご存知でしょう。

 

案外日本人として生きていると、

どこかでこれらに触れることは珍しくないんですよね。

それくらい五行易用語の中では、

一般の方でも分かる部分かもしれません。

 

で、この六獣、順番で覚える必要があります。

これをあるルールに則って装卦します。

 

そのルールとは・・・

日付にある天干に属する六獣を初爻に充てる

です。

 

たとえば上記の日付は『庚申日』です。

この庚はかのえと読むように、五行が金の天干です。

つまり金の五行の天干に充てる六獣は決まっているのです。

 

それぞれ、

青龍→甲・乙(木)

朱雀→丙・丁(火)

勾陳→戊(陽・土)

螣蛇→己(陰・土)

白虎→庚・辛(金)

玄武→壬・癸(水)

 

今回は庚申なので、

金の五行の白虎が初爻に充てられ、

続いて上に向かって玄武、青龍、朱雀・・・

という風に充てていくということになります。

 

ほら、簡単!

 

で、結局この六獣はなんなのかというと、

五行易で出た結果は

その人が現在直面していることが詳細に分かるのですが、

その中でもその人が今どんな状態か、どんな様子か、

病気であれば病状などがこれでわかります。

 

す、すごい・・・

 

見た目なんかも当るのですが、

このあたりはちょっと判断が難しかったりするので

要・修行になります。

 

ということで、これで一通り説明が終わったので

装卦までできることとなります(にっこり)。

 

「ここまででも超大変なんだけど・・・」というアナタ!

 

本番はここからですよ(にやり)。

ここまではあくまでやっと五行易の基本ができただけです。

今からいろんなルールを覚えていかなければなりません。

 

しっかり睡眠を取って、

頭をすっきりさせて次回から新境地にまいりましょー!

 

ということで本日はここまで。

 

お疲れ様でした。